若先生のブログ

2012年12月14日 金曜日

寿命

先日東京の学会で、グリム童話の「寿命」というお話を紹介していただきました。

いろいろ考えさせられるお話です。

「寿命」
 むかしむかし、生き物をつくった神さまが、その生き物たちの寿命(じゅみょう)を何年にするか考えていました。
(うーん、三十年ぐらいでいいかな?)
 するとそこへロバがやってきて、神さまに言いました。
「神さま、わたくしの寿命は、何年にしていただけましょうか?」
「そうだな。三十年ではどうかね?」
 神さまの言葉に、ロバは悲しそうに言いました。
「三十年は、長すぎます。
 わたくしは朝から晩まで、重い荷物を運ばなければならないのです。
 そんな暮らしが三十年も続くなんて、ひどすぎます。
 どうか寿命を、もう少しおへらしください」
「なるほど」
 そこで神さまは、ロバの寿命を十八年にしました。

 ロバが立ち去るとイヌがやってきたので、神さまが聞きました。
「今、生き物の寿命を考えているのだが、お前はどのくらい生きたいのかね?
 ロバは三十年では長すぎると言ったが、お前はそれでよかろう」
 するとイヌは、こう答えました。
「わたくしの足は、三十年も走れるほどじょうぶではございません。
 それに歯も、十年やそこらで抜けてしまいます。
 走る事も出来ず、かみつく事も出来ない体では、長生きしても仕方がありません」
「なるほど」
 そこで神さまは、イヌの寿命を十二年にしました。

 イヌが帰ると、次にサルがやってきました。
「今、生き物の寿命を考えているのだが、お前はどのくらい生きたいのかね?
 ロバやイヌは三十年は長すぎると言ったが、お前は三十年にしても大丈夫だね」
「いいえ、神さま」
 サルはつらそうに、神さまに言いました。
「わたくしの人生は、いつも人を笑わすためにおかしなイタズラをしたり、変な顔をしたりすることです。
 そんなはずかしい人生が三十年も続くなんて、とてもがまん出来ません」
「なるほど」
 そこで神さまは、サルの寿命を十年にしました。

 最後に、人間がやって来ました。
「今、生き物の寿命を考えているのだが、お前はどのくらい生きたいのかね?
 ロバもイヌもサルも三十年は長すぎると言ったが、お前は三十年でもかまわないね」
 神さまが言うと、人間はがっかりして答えました。
「三十年とは、なんて短い寿命でしょう。
 やっと自分の家をたてて、これから人生を楽しもうという時に、なぜ死ななければならないのですか?
 お願いです。もっと寿命をおのばしください」
「なるほど、ではロバがいらないといった十八年をたしてやろう」、
「十八年をたしても、たったの四十八年です。それではたりません」
「ではイヌの分の十二年も、たしてやろう」
「さらに十二年をたしても、たったの六十年です。まだまだ、少なすぎます」
「よし、それではサルの分の十年もたしてやろう。これでもう、おしまいだよ」
 神さまはそう言って、人間を帰らせました。

 このようなわけで、人間の寿命は七十年となったのです。
 はじめの三十年は、人間が元から持っている寿命です。
 人間はその三十年間に、子どもをつくって家をたてます。
 次に来るのが、ロバの十八年です。
 この十八年間は、色々な重荷を背負わされます。
 家族の為に、いっしょうけんめいに働かなくてはなりません。
 そして次に、イヌの十二年がやってきます。
 この頃になると足腰が弱くなり、歯も抜けていくのです。
 そして最後に来るのが、サルの十年です。
 だんだんと頭がにぶくなり、笑われるつもりはなくても、おかしな事をして笑われる事があります。
 これが人間の、一生なのです。

おしまい







清須市の鍼灸院で働く若先生より
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2012年12月 6日 木曜日

映画「ツナグ」を見てきました。

 最後に樹木希林さんが呼んだ詩がとっても良かったです。
映画の中では「老いの重荷は神の賜物」まででしたが、調べたら全部載っていました。




この世の最上のわざは何?
楽しい心で年をとり、
働きたいけれども休み、
しゃべりたいけれども黙り、
失望しそうなときに希望し、
従順に、平静に、おのれの十字架をになう。

若者が元気いっぱいで神の道をあゆむのを見ても、ねたまず、
人のために働くよりも、謙虚に人の世話になり、
弱って、もはや人のために役だたずとも、親切で柔和であること。
老いの重荷は神の賜物。
古びた心に、これで最後のみがきをかける。まことのふるさとへ行くために。
おのれをこの世につなぐくさりを少しずつはずしていくのは、真にえらい仕事。
こうして何もできなくなれば、それを謙遜に承諾するのだ。
神は最後にいちばんよい仕事を残してくださる。それは祈りだ。
手は何もできない。けれども最後まで合掌できる。
愛するすべての人のうえに、神の恵みを求めるために。
すべてをなし終えたら、臨終の床に神の声をきくだろう。
「来よ、わが友よ、我なんじを見捨てじ」と

Hermann Heuvers (最上のわざ)


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2012年12月 2日 日曜日

「断捨離」ってご存知ですか?

 「だんしゃり」と読みます。数年前から流行っている言葉ですが、「いらない物は進んで捨てましょう」というような意味の言葉です。そろそろ大掃除もしなければいけないこの時期、「捨てようか、取っておこうか」と迷うことも多くなりますよね~!心理学の分野では、家の中に物があふれている人は、「物がある」という状態が心の支えになっているそうです。そういう人は、予想外の出来事に弱く、不安が強く変化を恐れる傾向があるそうです。また、物を捨てられない人は、物に執着するあまり、先行投資を恐れ、人に与えることができない、自分に自信を持っていない人が多いそうです。さらに、自分の物を失うことを恐れるということから、リスクのあるチャレンジを避ける傾向もあるとのことです。必要なものと必要でないものを冷静に判断できるか。自分の家にモノがあふれているかどうかで、その人の性格が見えてきそうです。
 とは言うものの、どんどんものを捨ててしまっては「エコ」じゃないですもんね~!
 ん~・・・やっぱり迷う!






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