適応症について

生理に関するQ&A

 漢方医学の世界では、女性の健康状態を把握するとき、一番最初に問診するのは「生理」に関することです。漢方医学はそもそも、中国古代の権力者のために発達した医学であり、権力者が望むことは子孫繁栄が含まれていたからです。肩こりや腰痛、その他のいろいろな主訴で当院に訪れる患者さんの中でも、一見生理とは関係ない症状を訴えるのですが、何らかの生理不順抱えて見える患者さんも多く見えます。反対に、肩こりや腰痛が主訴で訪れた患者さんが、「生理痛が楽になった」と言われる方も多くいます。
 生理に関しては、皆さん個人で「これが私の普通」という基準があるようですが、中には明らかに病的な「普通」の方もいます。そこで、今号では、『オレンジページ』に掲載されていた「女は生理を知らなきゃダメ!」から、生理に関するQ&Aを漢方的にまとめてみました。

Q.生理が二日で終わってしまうほど量が少ない。何かの病気?
A.漢方医学では、一つの症状を、「寒」と「熱」に分けて考えます。そして体が冷えると機能が低下し、体に熱を持つと機能が異常亢進してしまうと考えます。この場合、本来4~5日ある生理が2日しかなかったという事ですので、機能亢進状態が考えられます。さらに色の濃い経血であれば異常亢進は間違いないでしょう。つまり、子宮周辺に熱を持ち、子宮の機能が亢進している状態です。生理が予定より早く来たことも予測できます。

Q.月に二回も生理が来ます。これってやっぱり変?
A.漢方医学では、女性の体は7の倍数で変化するといわれています。これは月の満ち欠けと関係があるとされ、7の4倍の28日周期が理想とされています。28日周期ですから月に2回生理が来てもおかしくないでしょうが、問題なのは、生理周期が25日位に短い場合でしょう。生理周期が短い場合も機能亢進状態が考えられ、子宮周辺に熱を持っていることが予測されます。

Q.経血にレバー状のかたまりが混じることが。これって問題あり?
A.漢方医学ではこの血の塊の事を「お血」と言います。経血は子宮内膜と血液が混じったものです。そのため子宮に熱を持つと子宮内膜と血液が乾かされ、レバー状のかたまり「お血」となることがあります。かたまりが小さい場合は子宮に熱が旺盛なだけですが、4、5センチ以上になると、熱量も旺盛で子宮内の炎症が予測されます。

Q.生理っていつまであるの?
A.漢方医学では、これも7の倍数で、閉経は7×7の49歳が理想とされています。現代医学では50歳が平均とされています。

Q.生理不順だと更年期症状がひどくなるって本当?
A.「血の道症」と云う言葉がありますが、「血の道」とは女性の生理や妊娠、出産、産後や更年期などにかかわるすべての症状をさします。また婦人科に伴う冷えやのぼせ、不安やイライラなども「血の道症」に入ります。ですから、若いころに生理不順があると、更年期にも何らかの影響を残すことも考えられます。ただ、若いころ生理不順があっても、更年期になった時の生活習慣などが改善されていれば当然更年期障害も軽く済むでしょう。

Q.普段は快便なのに、生理中は下痢と便秘を繰り返します。なぜ?
A.生理を起こす前にはある程度子宮に血液を集めないといけません。そして、血液が集まるとそこに熱を持つようになります。しかし、もともと子宮に熱が多い方では集まった血液の熱と、元からある子宮の熱で、熱がさらに増えてしまい、そのすぐ近くにある大
腸にも熱が波及します。そのため、生理前は便秘がちになります。そして、生理が始まると一気に子宮内の血が抜けますので、子宮は冷えた状態になります。その冷えが大腸に波及し、今度は寒いところに長時間立っていた時と同じような状態となり、下腹部が痛み下痢になります。

Q.生理前に限って彼に八つ当たりしてしまうのはなぜ?
A.生理前は子宮に血液を多く取られるため、体全体としては貧血状態になります。貧血状態になると、人間は脳と心臓を守ろうとするため頭と胸に血液が多く循環するようになります。頭と胸に血液が多くなると、怒って頭に血が上った時と同じような体の状態になります。ふつうはイライラする事があると頭に血がのぼり、「怒り」と言う感情が起こりますが、生理の前は、体が先に怒っている時と同じ状態になっているので、自分でも理不尽だとは思うのですが、どうしてもイライラしてしまい、感情がコントロールできずヒステリーを起してしまうのです。

Q.仕事中に眠くなって集中力がダウンしてしまいます。
A.生理になると血液が抜けるため、貧血状態になります。元々貧血がある方では血液のストックが追いつかなくなるため、少しでも血液を増やそうとして、脳が体を強制的に休ませようとします。その為、特に食後に強烈に眠くなります。漢方医学ではこれを嗜眠(しみん)と言います。勤務中の昼食後は、眠くて仕事に集中できなくなります。夕食後もおなじで、食べたらすぐに眠気に襲われるため、後片付けの途中で寝てしまう方もみえます。嗜眠になる方は睡眠を体が要求していますので、子供のように10時間位できるだけ長く寝た方が良いでしょう。

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投稿者 清洲鍼灸治療院

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2018/11/01

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