若先生のブログ

2013年3月 1日 金曜日

パニック障害について

最近「パニック障害」という主訴で来院される方が多くいます。

また、「肩こり」「不眠」などの主訴で来院された方のお話をよく聞くと、過去に「パニック障害」を経験された方や、今も「パニック障害」に悩まされている方がいます。

そもそも「パニック障害」とは何か?

簡単に言うと、何もしていないのに「動悸」がしたり、「息切れ」がしたりして、それと同時に「猛烈な不安感」に襲われる症状を言います。

日常でも「動悸」がしたり、「息切れ」がしたりすることはよくあることですが、それと同時に「猛烈な不安感」があるのです。

つまり「焦る」のです。

「人ごみに行ったとき」、「緊張した時」、「満員電車に乗った時」、「自動車を運転した時」などによく発症します。

「自分が何をしようとしていたのか」、「自分がどうしようとしていたのか」を忘れてしまうくらい「焦る」のです。

焦れば焦るほど不安感はつのり、動悸は激しくなり、「心臓が喉から出てしまうのではないか」、「このまま死んでしまうのではないか」と考えてしまいます。

そして、失神しそうになります。(実際には多くの方は失神しません。)

ただ、記憶は一瞬飛びます。
(これは、「脳に異常がある」とか、「意識が無くなった」というものではなく、ありえない状況のことは「忘れてしまいたい」という本能が働くからです。)

救急車を呼んで病院に行くのですが、だいたい救急車が到着したころには落ち着いています。
つまり、ひとしきり症状が出てしまえば、あとは治まる一方なのです。

そして病院に行くと「パニック障害」という病名をもらって、抗うつ剤や安定剤を処方されます。

確かに病院に行くと「精神病」の一種なのですが、漢方的な見方は違います。

パニック障害になる方に共通して言えるのは「のぼせ」です。
この「のぼせ」は、高血圧の方の「のぼせ」や、更年期障害の方の「のぼせ」とは少し違うのです。

「貧血」による「のぼせ」なのです。

漢方では「血虚」と言います。

「貧血」による「のぼせ」とは何か?

「貧血」になると何が起こるか?

「貧血」になると血の巡りが悪くなります。

血の巡りが悪いと手足は冷たくなります。

つまり、少ない血液、薄い血液で全身を維持しなければいけないので、命を取り留めるために必要のない手足には血液が来てくれないのです。
(手足がなくても生きていけます。)

体の中で一番重要な器官はどこか?

「脳」と「心臓」です。

人間は「貧血」になると、「脳」と「心臓」を守ろうとします。

「脳」と「心臓」を守ろうとするため「脳」と「心臓」に血液が多く集まります。

つまり、胸から上の上半身が「充血」するのです。

胸から上が「充血」するとどうなるか?

つまり「のぼせる」のです。

これが貧血による「のぼせ」なのです。

人間の中で熱いのは「血」しかありません。

「血」が多く集まると「機能亢進症」が起こります。

胸に血が多く集まると「心臓」と「肺」の機能が亢進します。

「亢進」とは本来持っている機能が早まることです。

「胃」の機能が「亢進」すると、消化や吸収が早くなります。
「頭皮」の機能が「亢進」すると太く濃い毛が生えてきます。

「亢進」とは、「物事の度合いが高まること」です。
(例:「インフレが―する」)

「心臓」の機能が「亢進」すると、心臓は働きすぎてしまいバクバクと「動悸」がします。
(反対に「減退」すると心拍数は減ります)

「肺」の機能が「亢進」すると呼吸は早くなります。
(反対に「減退」すると呼吸数は減ります)

そして厄介なことに、胸に熱がこもると「猛烈な不安感」が伴います。
(「狭心症」や「心筋梗塞」でも同じ「猛烈な不安感」が伴いますので、ついつい混同してしまうのです。)

頭に血が多く集まると「脳」の機能が亢進します。

「脳」の機能が「亢進」すると、次々と色々なことを考えるため、答えが出る前に次のことを考えてしまい、結果的に「考えがまとまらなくなる」、「何を考えていたのかさえ分からなくなる」のです。

これが「パニック障害」です。

では、どうやって対処したらよいか?

まずは、「これは『パニック障害』という症状で、心臓や脳の障害、命にかかわるような障害ではない」ということを理解すること、学習することです。

不安を取り除くために、心臓」や「脳」を検査するのもいいでしょう。
検査をして、「異常は何もない!」ということを自覚するのも大切です。

しかし、我々のような、専門家からの説明を受けないと、検査をしたり、自分で勉強しただけでは「確信」が持てないため、どこかで自分の「健康」を疑ってしまい、「心臓が悪いのでは?」「脳が異常なのでは?」と疑ってしまうのも確かです。

自分の症状に確信が持てないのです。

確信が持てないでいると、何度も症状を起こしてしまいます。

次にできることは「貧血」を解消することです。

もともと貧血傾向の方は、体質を変えるほかありません。
また、産後などは貧血になりやすくなります。

パニック障害は20代後半から、30代前半の女性に多く発症するのも、妊娠や出産、授乳、育児などが重なることが多いからです。
もともと「貧血傾向」な方は、年齢を問わず発症しやすくなりますし、「大きなストレス」を抱えてみえる方も発症しやすくなります。

当院では、血流量を増やし、手先、足先の血行をよくし、上半身に溜まった血行を回復するように治療します。

あと、ご自分でできることとしては、おいしいものを食べて、長く寝ることです。


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投稿者 清洲鍼灸治療院

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