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不妊症

不妊症

不妊症のイメージ

 夫婦間で正常な営みを過ごしていて、2年経つにも関わらず妊娠に恵まれない場合を「不妊症」と定義されています。これは、通常、夫婦の90%以上が2年以内に妊娠するという事実に基づいています。正常な夫婦の80%は結婚後1年以内に、残る20%のうち10%は2年以内に妊娠すると一般的にいわれております。しかし、これはあくまでのデータ上の事であり、実際には夫婦の年齢、ストレス度合い、疲労の度合いによって結果は大きく変わりますので、近年ではますます不妊に悩むご夫婦が増えているように感じます。

不妊症の原因

  不妊症の原因として、女性側と男性側によるものとが考えられます。男性側に問題があるケースが約40%、女性側に問題があるケースが40%、両性に問題があるケースが15%、原因不明な場合が5%あるとされている。決して女性側に多いというものではありません。
 女性側の原因は卵巣、卵管、子宮などさまざまなところで原因を有することが多いと言われていますが、当院で実際に多いのは、子宮内膜症、卵巣嚢腫などの婦人科疾患が関係した病症から、婦人科では主だった基礎疾患の無い原因不明の方まで様々です。。
 男性側の原因は、精子が少なかったり、動きが弱かったり精子に関する原因と、勃起不全など、精神的、心理的な要因などが挙げられます。


漢方医学の考え方

 漢方医学では病態を、「寒」と「熱」に分類して考察します。つまり、体の中で熱を持つものは「血」しかないため、血が多く流れるところほど温かくなり、反対に血の流れが悪いと冷えていきます。「寒」の方は血行不良を中心に病症が進むと考えられ、「熱」の方は、血行過多を中心に病症が進むと考えられます。

  • 寒

     現在日本において、一番多い不妊症のタイプです。婦人科では検査しても特別な異常がない方がほとんどです。また、妊娠はしても胎児が育っていかない不育症の方も「寒」のタイプに多くいます。
    血行が悪く、体が「寒」の状態になる事により、全ての機能の低下をきたします。典型的な例として、20歳前後で就職し冷房のきいた職場で2年、3年を経過するうちに、下半身の冷えから来る生理痛や生理不順へと移行し、そのまま5年~10年経過すると、いわゆる「冷え性」になってしまい、ひどい場合には婦人科の機能低下から子宮への血行不良となり、無月経になるケースも少なくありません。
     手足が冷えやすい、カゼをひきやすい、下腹が冷たい、腰が冷える、生理中に下痢をする、生理中に腰痛、下腹痛、頭痛のいずれかが現れる、生理後に貧血症状が現れる、基礎体温では、高温気と低温期の差があまり無い等は全て「寒」に分類されます。

  • 熱

     身体の芯に熱の多いタイプの方です。「体の芯に熱が多い」と言っても、一概に「暑がり」という意味ではありません。確かに体の芯の熱の旺盛な方では内部の熱が多いため、普段から薄着で、寒さに強くあまりカゼを引かないタイプです。しかし、「体の芯にだけ熱が多い」というタイプの方がいます。体の芯にだけに熱が多いので、手足や皮膚表面は冷たいのです。そのため、少し寒い所にいるとやたらとゾクゾクしたり、少し暑い所にいるとやたらと体がカーッ暑くなり、体温の調節が難しくなります。また、体の芯とは子宮を中心とした内臓になりますので、子宮に熱を持つと子宮内の細胞分裂も活発になり、子宮内膜症や卵巣嚢腫などの炎症も起こりやすくなります。 子宮内に熱が多くなると生理痛も激しくなりますが、特徴的なのは生理前になるとヒステリックになり、やたらとイライラしてしまいます。月経前緊張症などともいいます。身体の真に熱が多いため、生理前になるとさらに熱が上半身や胸に集中し、胸がモヤモヤしたり動悸がしたり、ちょっとした事でイライラする様になります。またこの熱は、機能亢進を起こしますので、食欲が旺盛になり便秘します。婦人科の機能も亢進するため、子宮への血液供給が過多となり生理周期は短く、月経血は濃くなり、あまり熱が増すと、月経血が渇かされゼリー状になります。また「寒」と「熱」が混在している方もいます。

治療

 治療は、婦人科系統、子宮への血行の改善を目標に行います。
 「寒」が原因の方では血自体の量を増やすと共に、血がスムーズに安定供給できるようなツボを選びハリをします。まずは消化吸収を助け、食欲を安定させ、食べた物がスムーズに血に変わるように胃腸を中心に体調を整えます。さらに生成された血が手足末端まで満遍なく巡るようにします。
 「熱」が原因の方には身体の真の熱を冷まし、血が一箇所にあつまらない作用のあるツボを選びハリをします。ハリは主に手足のツボを選び、体の芯にたまった血液を手足や体表面にも巡るようにハリをします。
 ハリは経絡の気の流れを調節するだけなので、決して痛くはありません。最後に婦人科疾患には著効があるとする「三陰交」というつぼにお灸をします。このお灸は少し熱さを感じますが心地良い程度の熱さで、やけどなどは一切残りません。


若先生

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2018/02/01

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